Archive for 10月, 2014

PostHeaderIcon 住宅の断熱工法

住宅の断熱工法は内断熱と外断熱があります。
それぞれに特徴があり、自分の住んでいる地域ではどちらの工法が適しているのか、どちらの工法が自分の求める住宅に合っているのかということを考えながら選ぶといいと思います。
まず内断熱とは構造体の内側に断熱材を敷き詰める従来からの工法です。

断熱材は柱や間柱の隙間に入れられます。
建物の軸組や構造材の部分は全く断熱されません。
よって軸組や構造材の部分に湿気ができることがあるのです。
最近注目され始めたのが外断熱工法です。
この工法は構造体の外に断熱材を張って、外からの熱を中へ伝えにくくします。
建物全体を断熱材でスッポリ包むので高い断熱性と気密性が期待できるのです。
柱などの構造体を守れるので痛みにくく結露がおきにくいと言われています。
こちらの工法の方が建築コストそのものが高くなっています。

どちらの工法がいいのか?と気になりますが、実は使用する断熱材によって断熱性は変わってきます。
なのでどちらが優れているということでもないのです。
最近外張り断熱の方が断熱性が高いと言われていますが、これは建築コストそのものが高いので断熱材を薄く済ませようとすることも少なくないと聞きます。
そうすれば断熱性は下がってしまうのです。
内断熱でも断熱性の高い断熱材をきちんと用いることで結露のしにくく、夏は涼しく冬暖かい家が実現するのです。

住宅を建てる際には断熱工法だけでなく使用する断熱材にも注目してみる必要があると思います。
家自体も健康でしっかりとした耐久性を維持できるようにしたいですね。

PostHeaderIcon 二世帯住宅 親世帯が元気なうちは良いのですが・・・

二世帯住宅を新築する時、親世帯は若く、元気な場合が多いです。
親の介護をするというよりも、孫たちの世話をしたり、家事を手伝ってくれたりして、応援してくれます。こんな親たちが大病や怪我をして、生活をするのに介助が必要になったり、介護しなければならなくなったりする時がくるとは、想像しにくいことです。

しかし、時間の経過は速く、10年経てば、5才だった子どもが15才になり、72才の父親が82才になります。さらに、15年経てば、子どもも20才になり、父親も87才になります。生活をしていれば、15年なんて、すぐ経ってしまいます。もちろん、最初から介護を主張し過ぎると、両親を傷つけてしまうこともあります。その時に、わずかに手を入れることで、介護しやすい環境にできたら、良いです。

私の先輩が二世帯住宅を新築した時、両親は70代前半でした。
それでも、元気で、孫たちの保育園の送迎もしてくれましたし、家事も手伝ってくれました。1階の玄関ホールから向かって右側に廊下を伸ばし、その廊下の北側にトイレ、バスルーム、洗面脱衣所を作りました。向かって左側にも廊下を伸ばし、その北側にシューズクロークや納戸を作り、突き当たりに両親のプライベートルームを作りました。少しトイレが遠いかなとちらっと思いましたが、元気なので、意にも介しませんでした。

それが、12年後、父親がクモ膜下出血に倒れました。幸い一命を取りとめましたが、片麻痺が残ってしまいました。健常者にとっては、わずかな距離ですが、行くことができなくなってしまいました。車椅子を検討しましたが、廊下の幅が狭くて、使うことができません。プライベートルームからトイレの距離や動線をもう少し考えておけばよかったと思いました。最近では、介護の負担が激減するように、ベッドサイドに水洗トイレを設置することもできるそうです。その準備工事をしておけばよかったと思いました。